課長の娘さんが、早乙女になってお田植え祭に参加をするそうよ。ほら、白い着物を着て笠にカラフルな花を飾ったヤツかぶってさぁ。田植えをして踊るようなお祭りよ。知らない?
同僚が昼ごはんを食べながら言うんです。なんとなくテレビで見たことがあるような。
名前を聞いたことがあっても内容や日程まで知らない人が多いのでは?
そこで今回は
- 2024年のお田植え祭りの日程
- 花火があがるお田植え祭り
- 「お田植え祭」とはどんな祭りなのか?
上司に自慢げに話された時、あまりに何も知らないと恥ずかしいかなと考え、概要をまとめてみました。
2024年のお田植え祭はいつ行われる?
お田植え祭りは全国で行われている神事です。
日本三大お田植え祭りといえば、大阪は住吉大社の「御田植神事」、伊勢神宮別宮の伊雑宮(いざわのみや)の「磯部の御神田」、そして千葉の香取神宮の「御田植祭」と言われます。
各お祭りの今年2024年の日程がこちらです。
■伊雑宮・・・毎年6月24日
■香取神宮・・・4月の第1の土曜日と日曜日(今年は4月6日と7日)
お田植え祭で花火があがるのは?
全国で地域性のあるお田植え祭が催されていますが、中には打ち上げ花火まで楽しめちゃうお田植え祭もあります。
それは、岡山県岡山市の吉備津彦神社。
こちらでは夏祭りとお田植え祭がミックスされたような感じで、夕方から始まり、夜に神事が行われています。
三大祭と比べればこじんまりとしているけど、打ち上げ花火まで見られるのでお得感があるかもです。
「お田植え祭」とは?
お田植え祭りを調べてみると、どうやら全国あちらこちらで開催されているようです。
田植えの前に、豊作を祈って執り行われる「田植えの神事」ってことです。
【どんなお祭りなのか簡単にまとめると?】
田植えはつらくて厳しい作業です。
その辛さをなるべく楽しくするために、田植え歌を歌いながら田植えをする風習がありました。
それが田の神様に豊作を願う祭礼に変化していったのが「田植え祭りの起源」とされています。
腰をかがめて、早苗をひとつひとつ植える作業はそりゃ大変です。
今では、少しずつ地域性があるものの、農作業の工程を模擬演技することが中心となっています。
こんなに華やか!お田植え祭の登場人物たち
私の印象ですと、華やかな笠をかぶった女の子が着物にタスキをかけて、一列に並んで稲を植えていく。
で、牛が出てきて何かを引っ張る・・・なんかそんな映像を見たような気がするのです。
けれども調べてみてびっくり。
登場人物がかなりたくさんいるんです。
一番有名そうな、住吉大社のお田植え祭を調べてみました。
【どんな人が登場するの?】
「植女」…頭に花笠を被った植女は、選りすぐりの美女が8人♪白塗りでかわいい!
「八乙女」…菖蒲の花飾りをつけて、舞台の中央で舞を披露します。
「替植女(早乙女)」…植女から早苗を受け取って、神事の間に神田に田植えをする女の子たち。
「神牛」…牛も赤い装束を身に着け、神田を耕します。
「御稔女」…現在は日本舞踊の家元が継承しているとか。神田代舞を優雅に披露します。
「風流武者」…鎧兜姿が勇ましい!!
「踊り子」…住吉踊りを披露します。
「稚児」…雰囲気でいうと牛若丸のような装束で、行列に参加します。
他にも、宮司さんやほら貝を吹く人なんかも。
古式ゆかしい装束でたたく太鼓などによる田楽が響き渡り、その中を赤いタスキの早乙女たちが田植えをする…。
そんな儀式です。
まとめ
田舎育ちの私は、田に水を張り田植えていよいよ田植えが始まる!という風景がとても大好きです。
田の水面に山や空が映る風景って、本当にきれいなんです。
特に夜、水田の間を電車が通ると、田の水面に灯りが反射して、それはそれは幻想的。
そんな時期に行われる田植え祭。
色とりどりの飾りをつけて、白化粧をした女の子に、男性は勇敢な武者姿できめて、厳かに進む行列は、さぞかし美しいだろうなぁ~~。
そうそう、課長の娘さんが出る地元の田植え祭り。
早乙女姿、見に行ってみようかな~~。
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