隣の家のベランダに吊るしてある風鈴がうるさくて眠れない……
と友人から相談されました。
その友人が言うには、去年の夏に隣人が風鈴をベランダの物干しざおに吊るしたらしいのですが・・・。
秋になっても年を越しても、その風鈴が外されることはなく、風の強い日などは延々と甲高い音を出し続けるのだそうです。
つい私は
こっちが我慢することないじゃない、直接言って止めさせたら?
なんて軽く言っちゃったんですが……。
実際に被害にあっている友人は、力なく笑って
どうにか外してもらいたいんだけどね~
とため息をついていました。
調べてみると、結構同じように悩んでいる方もいらっしゃるのでびっくりです。
そこでここでは
- 風鈴がうるさい苦情を警察に届けてもいい?
- 隣近所の風鈴を止めさせる方法
- 苦情の手紙の書き方
などなど、一緒に考えていきたいと思います。
風鈴の騒音被害に遭われている方は意外と多いらしくて。
どれが正解ということは難しいですが、ご自身のケースに合う方法でなにか対策を講じてみてください。
「風鈴がうるさい」と警察に通報するのはアリ?
どうしても自分ではどうにもならない場合、無理や我慢をせずに他の人に助けを求めてみましょう。
一番頼りにしたいのはやはり警察だと思います。
ですが、一般的に風鈴騒音で警察に相談しても、なかなか親身にはなっていただけない場合が多いそうです。
ご当人同士で話し合って解決してください
など消極的な態度で、介入してくれないケースがほとんど。
もう少し小さなコミュニティに働きかけるといいかも知れませんね。
警察以外で頼れる場所は?
(1)町内会の回覧板に載せてもらう
町づくりに力を入れているような地域でしたら、町内会の人に相談してみるのも手段の一つですよね。
少し効果が出るまで時間がかかるかもしれませんが、世間体を気にされるような方でしたらすぐに風鈴を外してくれるでしょう。
これだと特定されずに気づいてもらえるかも知れません。
(2)賃貸に住んでいる場合、管理会社や大家さんに相談する
あまり親身になっていただけない場合もあると思いますが、賃貸にお住まいなら管理会社や大家さんを頼る手もあります。
アパートやマンションのエントランスに張り紙をしてもらったり、マンション内の「お知らせ」として各部屋に配ってもらえることも。
(3)業者(何でも屋さん)に頼む
料金を支払わなくてはなりませんが、業者にお願いすることもできます。
「何でも屋さん」に苦情を言うのを代行してもらうという奥の手。
依頼者が誰なのかもちろん特定されないように配慮していただけると思いますが、その旨をきちんと確認とっておいた方がいいですね。
うるさい風鈴を止めさせる3つの騒音対策
なるべくなら穏便に、それでも迷惑していることはわかってほしいですよね。
ご近所やお隣と争い事を起こしたい方はそうそういらっしゃらないと思います。
もちろんお互い様という気持ちもありますから、簡単には苦情を言えないですものね。
それらを踏まえまして、それでも自分でなんとかしようとお考えの方の参考になればうれしいです。
(1)風鈴を外すようにお願いしに行く
これができればなにも苦労はないんですが、細心の注意が必要になると思います。
まず、相当に我慢ができなく限界がきて行動に起こすことになったと思られるわけですが、その気持ちや相手に対する苦情をグッと抑えなければなりません。
怒りを込めて大声で
風鈴がうるさいんだよ!さっさと外せよ!
と怒鳴り散らせば、相手を嫌な気分にさせるだけになってしまいます。
ストレートに「自分が迷惑しているから外してほしい」と言うのではなく、たとえば
- 子供が風鈴の音を気味悪がっている
- 同居の老人(父母)や主人が夜に寝られないと言っている
と、家族の誰かのせいにすれば角が立ちにくいですね。
喧嘩をしにいくのではなく、お願いをしに行くという気持ちで接することができなければ、この方法は選ばない方が得策かと思われます。
(2)相手に気付いてもらうため、自宅のベランダにも風鈴を吊るす
これは騒音だと気づかずに風鈴をベランダに吊るしていた側のご家庭の話なんです。
ご自身は昼間は働かれていて、夜はクーラーをつけていたので窓も締め切ったままだったので、風鈴の存在を忘れているほどでした。
そのうちにお隣のベランダにも風鈴を吊るされたらしく、その音がとてもうるさくて我慢できないほどだったそうです。
それで自分も風鈴を吊るしていたことに気が付き、お隣さんは何も言ってこなかったけれど、相当我慢させてたんだろうなと気づいたとか。
その後、風鈴を外すとすぐにお隣の風鈴も外されたそうです。
(3)こっそり吊るしてある風鈴の短冊を切る
これは、決してお勧めしない「笑い話」として受け取って欲しいのですが……。
どうにも我慢できなくなった方が、こっそり隣人の軒先に吊るしてある風鈴の短冊をちょん切ったという実話です。
ネット上にそんな体験談がありました。
実際、見つかったら大変な騒ぎにもなりかねませんから、絶対に真似しない様にしてくださいね。
気持ちはわかる・・・といったお話ですね。
風鈴に迷惑している気持ちを手紙に書くならどんな風に?
「自分でなんとかする」という続きにもなるのですが、困っているという状況を伝えるには手紙も有効手段だと思われます。
その手紙の出し方にもいくつか候補がありましたので、ご紹介させていただきますね。
(1)匿名で手紙を相手の家のポストに投函する
この意見の方は結構いらっしゃいました。
やはり、この匿名で出される場合でも、ただ「風鈴の音がうるさいので外してください」と書くのではなく
などと、だいぶ控え目に表現された方がいいと思います。
反感を買って、意地になられては元も子もありませんものね。
また、反対意見としては、差出人不明は「気持ち悪い」・「効果がない」などという意見がありました。
(2)匿名で郵便ハガキを送る
同じく匿名で手紙を出すのですが、直接ポストに封筒などを入れるのではなく、
という方もいらっしゃいました。
これですと送ってきた相手が隣人に留まらず、ご近所の誰かに迷惑が掛かっているというように受け取られるので効果が高いとか。
実際にハガキ代という金銭がかかっていますので、送られた方も真摯に受け止める可能性が少しは上がる気がしますよね。
相手が風鈴を外すまで、ハガキを出すことを辞めなかったという例もありましたよ。
(3)実名を書いて手紙を出す
直接お願いしに行くのと同じぐらいハードルが高い方法ですね。
言葉を慎重に選んで、角が立たないようにお願いしなければなりません。
と書いて、重し代わりに洗濯ばさみを入れるといった手法もあるそうです。
少し嫌味にとられやしませんかね?本当に表現は難しいです。
お隣は風鈴のうるささに気づいていない場合が多い
ご近所に迷惑をかけてやろうと、風鈴を吊るしている方はほとんどいらっしゃらないと思います。
風流で心地よいと思っているからこそ風鈴を吊るしているので、他人が迷惑しているとは感じていらっしゃいません。
風鈴を吊るしっぱなしのご家庭は
- 年配の方で高音があまり聞こえない
- 窓を閉め切って暮らしている
- 風鈴を吊るしていることを忘れている
こんな状態が多いと想像されます。
迷惑を掛けられている立場としては苛立ちをぶつけたいところですが、グッと堪えて我慢している方も多いのではないでしょうか。
ですが、いくらご近所付き合いがあるから、お互い様だからといっても、必要以上に遠慮する必要もないと思います。
風鈴の音で頭痛を引き起こしたり、窓も開けられなくなったという方もいらっしゃるようなので、そうなる前に対処したいですね。
まとめ
- 風鈴の騒音被害を警察に訴えてもムダ
- 他人(町内会・大家)を通して間接的に苦情を入れる
- 冷静に手紙で苦情を訴えるのも良い
ちなみに、このことを調べてから風鈴の音に悩む友人に連絡を取り、対処法を二人で考えました。
友人の場合、マンション住まいだったので管理会社に連絡を取り、その旨を相談したそうです。
ちょうどマンションの住人用の注意書きを書き直す時期ということもあったようで、風鈴の件も騒音の例として書いてもらえるそうです。
まだ効果のほどはわかりませんが、うまく伝わってくれることを願っています。
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