私は初詣ではだいたいいつも100円玉をお賽銭に入れます。
家族からは「ずいぶん気前がいいのね」と言われますが、私なりに理由があるんですよ。
そこで今回は
- お賽銭「100円」の意味
- 100円分のお賽銭の硬貨の選び方
などをご紹介します。
お賽銭「100円」の意味
お賽銭を「100円」にする意味は「100の縁がありますように」という願いを込めるためです。
日本語で「100」という数字は、「百獣の王」や「百科事典」などの表現で分かるように、とても数が多いものを指します。
ですから「100の縁」は「たくさんの縁」を意味します。
この「縁」が表すものは、「人」との縁はもちろんですが、ほかにも
- お金との縁
- 良い出来事との縁
なども含まれます。
恋人や結婚相手との出会い、仕事が上手くいくための良い出会いを求めている人には最適なお賽銭の額でしょう。
知人が何度も出会いの場に誘ってくれて、たくさんの人と知り合いになり、そのなかから運命の人が見つかる……とか。
100円の「円」を「縁」に引っ掛けて、たくさんの良い縁を呼び込もうという一種の験担ぎなんですね。
100円のお賽銭の硬貨の選び方
100円のお賽銭は、硬貨の組み合わせも様々あります。
- 100円玉硬貨✕1枚
- 1円玉硬貨✕100枚
- 10円玉硬貨✕10枚
- 50円玉硬貨✕2枚
このなかでどれが良いのでしょうか?
神社では100円玉✕1枚か50円玉✕2枚がベスト
もし初詣などで神社でお賽銭を入れる場合は、100円玉硬貨✕1枚か50円玉硬貨✕2枚がベストです。
なぜかというと、白い硬貨は神社向きのため。
白い硬貨とは以下の4種類です。
- 100円玉
- 1円玉
- 50円玉
- 500円玉
昔は神様にお米を白い紙で包んでお供えしていたため、そこから「白い硬貨」が神社でのお賽銭には向いているとされています。
ただ、さすがに1円玉100枚は持ち運びに不便ですし、両替の手間を考慮すると神社にとっては迷惑……。
よって、100円玉1枚か50円玉2枚が合計100円のお賽銭にベストというわけですね。
お寺では10円玉✕10枚
逆にお寺のお賽銭は「赤い硬貨」が適していると言われています。
赤い硬貨とは以下の2種類。
- 5円玉
- 10円玉
この赤い硬貨だけで合計100円のお賽銭を用意するなら、10円玉を10枚が現実的ですね。
その他の縁起がよい硬貨の組み合わせ&金額
100円のお賽銭以外にも世間では「縁起がよい」とされている硬貨の組み合わせや金額があります。
それを一覧にしてみたのがこちらです。
- 5円=ご縁に恵まれますように
- 11円=いいご縁がありますように
- 10円(5円玉✕2)=重ね重ねご縁がありますように
- 20円(5円玉✕4)=良いご縁がありますように
- 25円=二重のご縁がありますように
- 50円=ご縁が10倍ありますように
- 55円=※別記事にてくわしく→55円のお賽銭の意味
- 115円=いいご縁がありますように
- 125円=十二分のご縁に恵まれますように
- 415円=良いご縁がありますように
- 485円=四方八方にご縁がありますように
このなかでは115円のお賽銭が最近では人気があります。
また、101円のお賽銭の意味が良いという説も。
縁起が悪い硬貨の組み合わせ&金額
なんとなくお財布に入っていた小銭をかき集めて、お賽銭箱に入れる人もいらっしゃいます。
でも、それって無意識に縁起が悪いお賽銭になっている可能性も!
以下の硬貨の組み合わせや金額にならないようにお気をつけください。
- 10円(10円玉✕1)=遠縁になる
- 65円=ろくなご縁がない
- 75円=なんのご縁もない
- 85円=やっぱりご縁がない
- 95円=これでもご縁がない
- 500円(500円玉✕1)=これ以上の硬貨(効果)がない
30%の人が100円のお賽銭を選ぶ
ある調査結果によると、お賽銭に入れる金額として30%の人が100円を選ぶそうです。
「100の縁を呼び込む」という意味を知ったうえで選んでいるのかは不明ですが、意外とみなさん奮発されるようです。
5円や10円では少ないし、50円だと半端な気がする……。
そこで思い切って100円玉を選ぶのかもしれませんね。
お財布の小銭入れに必ず100円玉があるという事情も影響しているのかもしれませんけれど。
まとめ
お賽銭を100円にする意味は、100の縁に恵まれることを願う気持ちからでした。
それ意外にも個人的には、硬貨1枚だけをストンと賽銭箱に入れる気持ちよさもあります。
小銭を何枚も用意して、ジャラジャラと入れるよりもスッキリした気分になりますから。
とはいえ、人それぞれお願いしたいことは違います。
あなたにとって最適なお賽銭の金額を見つけてみてくださいね。
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