8月のお盆過ぎのある日。
姑が「地蔵盆のおさがりだから」と、子供たちにお菓子を持ってきてくれました。
えっっ・・・・、地蔵盆って何???
東京出身の私にはまったく馴染みのない言葉だけれど、関西(京都)では昔からある夏の行事なのだとか。
お供え用ののし袋の表書きの書き方とか、基本的なことくらいは嫁としてはやっぱり知っておくべきか??そう思って
- 今年2024年の京都の地蔵盆はいつ?
- お供えののし袋の表書きの書き方
などをまとめてみました。
2024年の京都の地蔵盆はいつ?
2024年(令和6年)の京都の地蔵盆の開催日は
- 8月23日(金曜日)
- 8月24日(土曜日)
という計2日間です。
昔は陰暦の7月24日でしたが、現在は毎年この日付と決まっています。
ただし、準備する人の都合もあって前後の土日に行う場合もあります。
また少子化の影響によって24日だけと短縮している地域もあるようです。
回覧板でお知らせすることが多いみたいだけど、実は子ども達の情報の方が伝達力が素早いのだとか。
「いついつ、どこどこで地蔵盆やるから、行こうぜ!!」ってな具合で連れ立って行くのだそうです。
地蔵盆ののし袋の表書きは何と書く?いくら包む??
さて、地域行事やお祭りなどで欠かせないのはお供えです。
地域によってはお金だけを集める場合もあるでしょう。
そこで困るのは「のし袋」。
地蔵盆の時にはなんて書くの??
と迷いますが、正式には
「奉祝地蔵盆」
と書きます。
う~ん、あまり馴染みがありませんね・・・。
自分の字に自信がない人は簡略化して「奉祝」・「御祝」と書いても大丈夫です。
また「御供」も一般に使われます。
そしてのし袋は「紅白の蝶結びの水引き」を用意しましょう。
このような見た目ののし袋がそれです。
↓
まぁ、もしなければ白い封筒でもOKです。
そして一番大切なその金額について。
相場としては
が一般的となっています。
地域によっては金額が決まっているところもあります。
地蔵盆のお供えにはコレを用意しよう!
お金以外にお供えを用意すべき場合もあります。
どんなものを用意していいのか、なかなか難しいですよね。
でも「最後に子供たちが分け合う」というのが地蔵盆の一番大事なポイントだと想像すれば簡単です。
地蔵盆におすすめのお供え物は、それはずばり、分けやすいお菓子!
当然ながら高いものじゃなくていいんです。
大勢の子供で分け合いますので、質より量がなにより大事ですよ。
こういうときは分けやすい大袋入りのお菓子が一番おすすめです。
小袋に入っているクッキーや、駄菓子なんかが子供にとっては一番うれしいはずなので。
地蔵盆は具体的に何をするの?
なんとなく、お菓子を配っていることは想像がつきますが、地蔵盆って何をしているのか、地元の人間じゃない私にはよく想像できません。
そこで関西(京都)で生まれ育った主人にくわしく聞いたみたところ
地蔵盆は「子供たちのためのイベント」だよ
と教えてくれました。
たとえば、ゲームをやったり福引をしたり、地域や主催する人によってもいろいろなのだとか。
「数珠繰り」と言われる、玉が大きくて長いお数珠を子供たちで回すという儀式があったり、提灯の下で盆踊りをしたりする地域もあるようです。
ただ、地域によって内容は違えども、心は同じ。子供たちの幸せと成長を願っているんですって。
どうしてお地蔵様は赤いよだれかけをしているの?
お地蔵様っといえば赤いよだれかけと頭巾。
頭巾はともかく、なぜ「よだれかけを掛けているの?」と不思議に思ったことはありませんか?
お地蔵様は「弱い立場の者を救ってくれる」と考えられていて、子供と深いかかわりがあるとされています。
地域の子供を守ってくれているお地蔵様に、親しみと子供たちがすくすくと育ってくれることを願って「赤い頭巾」と「よだれかけ」をお供えしているのです。
こんな深いワケがあったんですね。「
まとめ
京都の地蔵盆はいつかというと、8月23日と8月24日の2日間ということが分かりました。
夏休みの終わりに、友達とワイワイはしゃいでお菓子をもらって・・・。
そんな楽しげな子供たちの様子を、地域の大人とお地蔵様が暖かく見届けていてくれるんだろうなぁ。
残念ながら、地蔵盆のような伝統行事は年々減りつつあります。
ほのぼのとした伝統行事は守っていって欲しいと、心から願いたいです。
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