最近、知り合いが車をレンタルしてドライブに連れていってくれました。
その際、料金表にリースの表もありまして「リースって何?」と思ったんですね。
「レンタル」はCDやDVD、自動車はもちろん、最近はレンタルサイクルなどでも聞くカタカナ英語ですが、「リース」という言葉とは何がどう違うのでしょうか?
そこでここでは
- レンタルとリースの違い
- それぞれのメリットとデメリットの比較
- 車はレンタルがいいか、それともリース?
こんな疑問点にお答えしていきます。
車のレンタルとリースの違いは?
車のレンタルとリース、それぞれの違いを簡単にまとめるとこうなります。
持っている資材や設備などを短期間、不特定多数の利用者に貸し出すこと
例えば、CDやDVD、最近ではコミックもレンタルできますよね?あれは、書店が在庫として持っているものを短期間借りられるシステムです。
車にしても同じで、レンタカー会社が所有するレンタカーを「必要な時だけ借りて返す」というシステムのことです。
所有している資産の使用権や占有権を長期に渡り、特定の顧客に貸し出す取引のこと
例えば、会社で使う営業車やコピー機などを借りるときはリースという形態が取られます。
長期間借りることで、その総額を毎月に分けて支払うのです。
車については、レンタルが一日~一週間くらいの短期の貸出期間に対して、リースは数ヶ月~数年と長期間に渡って貸し出すシステムになります。
- レンタル⇒短期間、借りること
- リース⇒長期間、借りること
車のレンタルとリース、メリットとデメリットを比較
それぞれの違いがわかったところで、次に車のレンタルとリースのそれぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。
- 借りている期間が短いので金額もリースより安く済む
- 定期的な整備はレンタル会社が行うため維持費が不要
- 必要な時だけ借りられて、すぐに返却が可能
■車をレンタルするデメリットは?
- ナンバーを見るとレンタカーであることがバレてしまう
- レンタカー会社が所有する車種からしか選べない
- リース代より1日当たりのレンタル料金は割高になる
- リース会社から長期で借りる形式にすると税金を払わずに済む
- リース車であることがナンバーでバレない
- 新車を数年ごとに乗り換えることができる
- 数ある車種の中から自由に選択できる
- レンタル代よりも長い目で見れば割安になる
■車をリースするデメリットは?
- リース時には審査が必要になる
- リース期間中の中途解約ができない(解約料を取られる)
会社では必要な物を買うとそれが資産になり税金がかかってしまいますが、リースならば「所有」ではなく「借りている」ことになるので税金を抑えることができます。
レンタカーのナンバーは決まっている
ご存知の方が多いと思いますが、通行しているレンタカーのナンバーは「わ」、もしくは「れ」と決まっています。
ですから、その事実を知っている人が見たら「あっ!あの人が運転する車ってレンタカーだ」とバレてしまいます。
いくらピカピカの新車で、人気車種を借りたところですぐにバレてしまうので自慢するのには向いていません……。
そういうのを気にしない人であれば、どうでもいいことですが。
車はレンタルとリースのどっちがお得?
車を借りる時にレンタルとリースのどっちがお得かというと
用途によって全く違ってきますし、個人で借りるのか、会社として借りるのかでも大きく異なります!
ただドライブや買い物に行きたいだけなら、その必要なとき借りるだけでいいので、レンタルが向いています。
会社の仕事(営業周りなど)で使いたい場合は、いちいちレンタルするよりも、リースで一定期間借りられれば楽ですし料金が安く済みます。
なぜなら、メンテナンスにかかる費用、つまりは車検もリース会社が負担するものだからです。
車を借りるときのレンタルとリースの料金の差
一般的な自動車のレンタルでは6時間まで毎に値段が加算され、1日(24時間)を過ぎると、1時間ごと・1日毎にまた加算されていきます。
例えば軽自動車をレンタルすると、
- 6時間まで6000円前後
- 12時間まで6000円前後
- 24時間まで7000円前後
それ以降は、1時間毎に1000円以上加算され、1日毎に6500円前後が加算されます。
こういった時間や日にちでのレンタルではなく、月毎にレンタルできる「マンスリーレンタル」の場合、軽自動車なら
- 1ヶ月で55000円前後、
- 2ヶ月目からは52500円
と月を重ねる毎に値段が下がっていきます。
一方、リースでは1年から借りられ、軽自動車なら1ヶ月に換算すると32000円です。
この料金は車検や点検、オイルやタイヤ交換などの整備費用、自賠責保険料などの諸費用も含まれたうえの値段です!
1日に換算すると約1060円くらいなので、レンタルと比べると安く感じますね。
短期間借りるならレンタルが安いが、長期間借りるほどリースがお得になっていく!
※ここで例に挙げた料金は一例です。レンタルもリースも借りる借りる会社や車種によって、それぞれの値段は異なります。
まとめ:借りる期間によって使い分けるのがベスト!
車はレンタルが良いのか、それともリースが良いのか、それぞれのメリットとデリットを比べてきました。
必要な時に必要な時間だけ借りるならレンタルが便利。
リースは長い目でみれば、月にかかる費用もそこそこに、メンテナンスなどの費用も含まれているので安心なサービスですね!
使う側が方法を選べるこのシステムは、とても便利ですが、業者によって値段や扱っている機種・車種は様々なので、いろいろ見てみるのも楽しいですよ♪
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