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「ご相伴にあずかる」の意味※例文集で正しい使い方を知ろう!

2017/06/15

会社の先輩から豪華な食事の誘いを受けた時など、「いただきます」というありきたりな言葉だけでは足りない場面に遭遇したら、どうしますか?

言葉が見つからない!なんてことが無いように、目上の人にも一目置かれるような、言葉を一つ知っておきましょう。

「ご相伴に与る」という言葉の意味はご存知ですか?

私は「おごってもらう」ぐらいのニュアンスで捉えていましたが、もっと奥が深い言葉でした。

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「ご相伴に与る」の正確な意味がこちら

上司と部下で乾杯
ご相伴に与るという意味の前に、まず「ご相伴」という言葉の意味を辞書で調べました。

【ご(お)相伴】:ご(お)しょうばん

1.連立って行くこと。また、その連れの人。

2.饗応の座に正客の連れとして同席し、もてなしを受けること。または、人の相手をつとめて一緒に飲み食いすること。また、その人。

3.他とのつり合いや行きがかりで利益を受けること。また、他の人の行動に付き合うこと。

引用:goo辞書

ついでに「与る」の意味をチェックしておきましょう。

あずか・る〔あづかる〕
1 物事にかかわりをもつ。関係する。関与する。「条約案起草に―・る」「事業に―・って力がある」

2 主に目上から、好意の表れとしてあることを受ける。こうむる。「お褒めに―・る」「お招きに―・る」

引用:goo辞書

これらの意味をふまえたうえなら「ご相伴に与る」の意味が理解しやすくなります。

例えてみますと、

「今回のパーティは社長の曾孫さんのために開催されたものですが、ご厚意により社員である私にも同じようにご馳走をしていただきました」

といった具合ですね。

社長が主催の宴席にご相伴与る

というのがこういう場合の客観的な表現になります。

また、謙遜を込めて

「こんな素晴らしい会には、私のような者が参加できるとは思いませんが、恐れながらおこぼれにあずかる、ついでの客として参加したいです」

といったような、格上の場に参加表明したい場合などにも使われます。

「ご相伴いたします」は茶道で使う言葉

茶道と着物の女性
この「ご相伴いたします」という言葉はもともとは、茶道で使われる言葉だと言われています。

なるほど、日本の美学である謙遜の心は、茶道のお作法から受け継がれているのですね。

お茶席では、

と言います。

また、正客の相手を務めて、同様のもてなしを受けるという意味でも使われています。

お茶の席では、正客がお茶(濃茶・薄茶)をもてなされて、次に隣に座って居る2番目の客(相伴)がお茶をいただく際に「お相伴させていただきます」と正客と、亭主(ホスト)に対して言います。

「あなたと一緒にこの席でおもてなしを受けられることがとても幸せです」

と、思いやりと感謝を込めた言葉なのですね。

「ご相伴に与る」の場面ごとの使い方例文集

アイディアを思いついた社長
そうそう使うことはありませんが、仕事や年配の方と接する際には使うとスマートだと思います。

実際の場面ごとの使い方例文集がこちらです。

【初歩的なビジネスマナーはこれで学びましょう】

「ご相伴」と「お相伴」、どちらが正解?


「ご相伴」と「お相伴」という二通りの言い方がありますが、どちらが正しいかというと、

どちらも正解なんです!

基本的には訓読みする言葉には「お」、音読みする言葉には「ご」とつけます。

(例)「お手紙」というけれど、「ご手紙」とはいわない (例)「ご飯」というけれど、「お飯」とはいわない

そんなルールの中にも例外があって、

などはどちらでもOK!なんですね。

「ご・お相伴」も、この例外の仲間でどちらを使ってもいいとされています。

美しい言葉が残る茶道

茶道の言葉にはまだまだ美しい言葉がたくさんあります。

私が、素敵だなと思ったのは、「お先に」という言葉です。

お茶を一服いただく前に、正客と亭主には「お相伴いたします」と感謝をして、次の客に対しては「お先に」と挨拶するそうです。

気遣いの言葉ですよね。

目上の人にはもちろん、目下の人にも心遣いができるのは本当に美しいと思います。

感謝の心や思いやりの気持ちは、表さないと届かないですから。

感謝の気持ちがあっても、どう伝えたらいいのかわからないということがないようにしたいです。

自然とこんな言葉が使えるような人になっていきたいですね。

-常識・マナー