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重陽の節句とは?意味と読み方の簡単解説【2017年】食べ物は何を?

秋の空気感漂う季節になり、これからは紅葉や食べ物が一層楽しみになりますね。

我が家では先日親戚の方から珍しい「菊酒」というお酒を頂きました。

菊酒は菊の香りを移したお酒で9月9日【重陽の節句】に飲んでと持ってきてくれました。

ところで皆さんは【重陽の節句】をご存知ですか?

私もそれほど詳しくなく、気になったので色々と調べてみました。

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【簡単解説】重陽の節句の読み方と意味がスグ分かる!

赤い菊
重陽の節句の読み方は

ちょうよう-の-せっく

と読み、「五節句」の内の1つで、旧暦で9月9日のことです。

※五節句とは、古代中国の暦で、それぞれの季節の変わり目を指します。人日・上巳・端午・七夕・重陽の5つがそれです。

旧暦では菊が咲く季節であることから

別名「菊の節句」

とも呼ばれています。

この菊を用いて長寿を願い、お酒や食べ物を食べて祝う日とされてきました。

菊は中国から伝わり、この頃の日本は平安時代の初めでした。

中国では菊を薬草として扱い、日本でも秋の七草の一つとされています。

また庶民の間では収穫の時期と重なり「栗の節句」としても祝われていました。

栗の節句としては「収穫祭」の意味合いが強く受け継がれていました。

現在では重陽の節句を認知している人は少なくなりましたが、各地で菊を愛でる祭りや行事などは行われています。

京都の上賀茂神社では、無病息災を祈り重陽の節会(せちえ)が現在も行われています。

こちらは貴船神社で行われる菊花神事の様子です。

「菊のコンクール」や「菊合わせ」など、菊を鑑賞する慣わしも趣があり残しておきたい風習です。

2017年の重陽の節句はいつやって来る?

重陽の節句の日にちは9月9日です。

その年により変わるものではなく、日にちは毎年固定となっています。

ですから、2017年(平成29年)も

9月9日(土曜日)

が重陽の節句の当日となります。

この重陽の節句が五節句の一つとして広く親しまれる様になったのは江戸時代に遡ります。

五節句とは重陽の節句の他に、

があります。

また昔の中国では「九」(奇数)は陽の数とされていて、9月9日は陽の極である「九」が重なるため

陽が重なる⇒重陽

と呼ばれ「大変めでたい」とされていました。

このため重陽の節句には、長寿や繁栄を願いお祝いするのが風習となりました。

ぜひ用意したい!重陽の節句に食べる行事食

ここからは重陽の節句にちなんだ行事食をご紹介していきます。

■『菊酒』
食用菊を使いお酒に菊の花びらを浮かべたり、菊の香りを移したお酒を飲みました。

また、中国では菊花茶と言われる一種のハーブティーが飲まれています。

菊には血行を改善して肩こりや冷え性に効果があると言われていて、最近ではコレステロール値を下げる働きや血栓を予防する効果もあると言われています。

■『栗ごはん』
栗ご飯
秋の味覚の栗を米と一緒に炊いた炊き込みご飯です。

栗は栄養価の高い食べ物で、ビタミンCが豊富なうえ、さらに鉄分や食物繊維も含まれており、栄養面からも長寿になれそうな食材です。

■『秋茄子の煮浸し』
秋の9の付く日に茄子を食べると「中風(ちゅうぶ)にならない」とされており秋茄子料理が振舞われました。

秋茄子は最近良く聞く「生活習慣病」の予防に効果があると注目されています。

ただ身体を冷やす効果もあるため、生姜などと一緒に食べると体温を下げる効果が少なくなります。

※中風とは発熱・発汗・咳・頭痛・肩こり・悪寒などの病気を指します。

また、この他に菊のおひたし・菊の酢の物・菊の天ぷら・焼き茄子など、菊やナスを使った料理などでもOKです。

【最後に】節句を楽しもう

昔からの風習や慣わしは時代と共に移り変わり、少しずつ風化していってしまいます。

重陽の節句も、五節句の中で認知度は一番低いかも知れません。

テレビのニュースや新聞記事で目にするくらいで、家族や仕事仲間との会話にのぼることはほとんどないですよね?

桃の節句や端午の節句、七夕の節句などは有名で、祝う人が多いのが現在の状況です。

このように現在もおめでたい日として定着している節句もあり、この機会に重陽の節句もぜひ定着してほしいですね。

また実りを食す機会として、栗ごはんや菊酒を囲み皆さんで長寿を願う秋の行事の一つに追加してみましょう。

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